国島医院の設備をご紹介いたします

当院では、循環器・消化器・呼吸器関連などの専門検査が受けられる体制を整えております。大学病院レベルの検査も行っております。

循環器関連

レントゲン検査

全ての胸部疾患(主に肺・心臓です)の評価と診断に重要で、健診を通じて身近な画像検査です。当院ではSHIMADZU社製の最新DR装置にて、撮影後即座に診断が可能です。

レントゲン検査

心電図検査

心臓に関する検査の基本的検査です。心臓の筋肉の動き方、心臓の電気の流れ方を、胸および手足につけた電極から検出し、波形として記録します。最近の心電計には自動判読機能がありますが、正常以外の判読は出来ないので、循環器専門医の判断が必要です

心電図検査

血圧脈波装置

当院の心電計は脈波測定装置が付いた最新型で、簡便に動脈硬化スクリーニングが出来ます。これにより下肢動脈の血管年齢および下肢動脈閉塞の有無を評価することが出来ます。

血圧脈波装置

携帯型心電図検査

心電図は心臓に関する検査の基本的検査です。通常の心電計は据え置き型であり、持ち運ぶことが出来ません。カーディオライトは、据え置き型心電計と同じ機能をB5サイズに凝縮し、往診・在宅診療にても心電図検査を可能にしています。

携帯型心電図検査

長時間心電図(ホルター心電図)

不整脈の診断には不可欠です。心電図を24時間にわたってICカードに記録する検査です。 通常検査ではとらえにくい心電図の変化を、長時間観察することで自覚症状に一致した状況を調べることが出来ます。患者さまの希望日時に合うよう現在3台にて対応しております。検査方法は胸部の5ヶ所にシール状の電極を貼り付け、携帯型の心電図記録器(5cm程の小さい機械です)を腰にベルトで取り付けます。多くの医療機関では判読を外注しておりますが、当院では院内にて循環器専門医による解析を行っています。平成23年1月から不整脈検査としてLP検査(通常大学病院のみです)も院内対応可能となりました。

長時間心電図(ホルター心電図)

運動負荷心電図(自転車エルゴ負荷試験)

運動中の心電図を記録することが可能であり、狭心症の診断には不可欠です。当院では高齢者にも優しい、自転車エルゴメーターを用いています。運動による負荷を加えることで、安静時には明らかでない狭心症や不整脈などを評価出来ます。

運動負荷心電図(自転車エルゴ負荷試験)

カラードプラー心臓超音波検査

無侵襲的に心臓を評価出来ます。カラードプラー超音波では、内臓や心臓の構造などを、生体に負担をかけることなくしっかり見ることができるのに加え、カラードプラーの機能により、血液の流れもきれいに映し出すことができます。

カラードプラー心臓超音波検査

頸動脈エコー

心筋梗塞、脳卒中に相関する頸動脈肥厚を評価出来ます。エコー検査(超音波検査)によって、からだの外から、血管の中の状態をみることができます。首の血管(頸動脈)は、脳や心臓の血管をうつす鏡です。頸動脈の動脈硬化がすすんでいると、脳卒中や心筋梗塞をおこす危険が高くなります。

頸動脈エコー

携帯型カラードップラー超音波検査

主に往診・在宅診療に有用なGeneral Electoric社製のVscan Dual Probeを用い、心臓や腹部領域、四肢血管、頚部領域などもベットサイドにて院内エコー同様に評価することが出来ます。

携帯型カラードップラー超音波検査

消化器関連

腹部エコー

肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓などの評価が出来ます。肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、副腎、前立腺、甲状腺、膀胱などの形や大きさ、腫瘍、石、炎症、腹水の有無などの診断には非常に有効です。

腹部エコー

上部内視鏡検査

食道・胃・十二指腸の健診および評価が行えます。使用するOLYMPUS社製Opteraは、2013年7月から発売開始された機種でNBI(Narrow Band Imaging)が標準搭載され、病変の早期発見に有効です。

上部内視鏡検査

呼吸器関連

酸素分圧測定

血液中の酸素濃度を測定し、呼吸器疾患の基本検査です。

睡眠時無呼吸検査

酸素分圧検査と呼吸状態を夜間評価することで、睡眠時無呼吸の程度を評価します。簡易検査なので入院検査の必要がなく、外来で簡単に評価が可能です。

睡眠時無呼吸検査

呼吸器機能検査

呼吸機能評価により、呼吸器疾患の診断・薬物効果評価ができます。当院では最近話題の肺年齢の測定も可能です。

慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:COPD)、肺年齢にご興味がある方はこちらも参照ください。
COPD情報サイト
呼吸器機能検査

NObreath(ポータブル呼気NO濃度測定装置)

喘息などの好酸球性炎症のモニタリングとして、呼気一酸化窒素濃度を簡便に測定出来ます。

NObreath(ポータブル呼気NO濃度測定装置)

ピークフロー検査

喘息評価に重要で、自宅にても評価可能です。日々記録することで、喘息の重症化前に対応することが可能となります。 (機器は健康保険にて支給され、自費購入より安価です)

ピークフロー検査

感染症関連

感染症に関する下記の迅速検査が可能です。

  • インフルエンザ
  • 溶連菌
  • RS
  • ノロウィルス
  • 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗原およびPCR検査

院内で可能な迅速検査

時に緊急を要する患者さんがおられます。また、日々の食事管理をきめ細かくする必要な患者さんがいらっしゃいます。

このため、2024年4月Abbot社のアフィニオン2を導入し、院内で脂質(中性脂肪、HDL-C、HDL-Cなど)、糖尿病(HbA1c、尿中アルブミン)、炎症マーカー(CRP)の測定が可能になりました。血液1滴で簡便に7分ほどで検査結果が判明し、当日診察に迅速に対応出来ます。

Abbott社のアフィニオン2