経鼻生インフルエンザワクチンについて

アメリカ疾病管理予防センターは、『2017-2018年度においても経鼻生インフルエンザワクチンの効果には懸念があり、その使用を推奨しない』と公表しています(Recommendations and Reports/August 25, 2017/ 66(2);1–20)。さらに『日本国内で実際に並行輸入販売されている経鼻生インフルエンザワクチンの感染価を測定した結果、A型においては添付文書記載の感染価下限値の1/30〜1/10程度、B型においては下限値付近であり、流通段階で効果を保証する制度が必要である(感染症誌 89:720~726, 2015)』との報告があります。その無効とされた理由は未だ明らかではありませんが、有効である保証がないものに対価を払う必要があるのか、先日の就学時健診で母子手帳に貼られた【経鼻生インフルエンザワクチン】のシールを見て考えされます。

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